OKAMON

今回はダブルダッチ界の中でも一際異彩を放っている、京都大学MTTRのおかもんにインタビュー!

前半では「なわとびとの出会い・おかもんのダブルダッチに対するスタンス」を中心に、後半では「パフォーマンス・新技を作るうえで大切にしていること」を話してもらった。意外と人間味溢れるおかもんの言葉には共感出来る人も多いのでは・・・??

 


 

一つ聞きたいのは、

 

「あなたは本当にNDDLを目指したいんですか?」ってこと。

 

 

 

I KEPON(以下I) なわとびを始めたきっかけは?

 

OKAMON(以下O) 大学1年生のときに、なにかサークルに入ろうと思ったんやけど、テニスとかサッカーとかはやっぱり経験者がうまいやん?だからちょっと違うな、と思って何か新しい競技したいなって思ったときに見つけたのがラクロス。

ラクロスやったら経験者ってあまりいないし、昔野球やってたからっていうのがあって。でも練習時間が朝早くて自宅から通うにはちょっと厳しいし、雰囲気もどうかな~なんて言うてる間に新歓期が終わってあまり誘われなくなっちゃったんよ!

それで「これちょっとヤバいな~」って思ってたときに、高校時代インターネットでなわとびの大会を見たことを思い出して、もう一回調べてみたら全日本大会の出場者が7・8人だったんよ。

ってことは、やで!出場したら最低でも日本8位とか9位とかになれんねん。笑 これはネタとしてはいいなって思ったのがきっかけかな。

 

I じゃあなわとびを始めたのは大学に入ってからなんですね?

 

O 昔から好きは好きやったけどね。それで、ダブルダッチを始めたのもなわとびを始めたのと同時期くらい。大学に入ってもサークルをやってない高校の友達とチームを組んで練習しててんけど、おれだけ違う大学でみんな忙しくなったりして、チームは消滅してしまってん。だからMTTRとして始めたのは大学二年の時。

単縄だけやってたときもあったんやけど、なかなか友達がおらんかってんな。今でこそMTTRの子らが単縄もやってるけど、当時関西でなわとびをやってたのが3人くらいやってん。友達できね~な~って。笑 その状態で縄日(現レッツプレイダブルダッチ)に行ったこともあるんやけど、すごいアウェー感があって心折れたり・・・。

それで二年の学祭前に、大学でダブルダッチをやってるっていう噂を聞きつけて、見付けたのがMTTRの人たちやったんよね。学祭に向けて練習してるってことやったから、おれもなわとびやってるし一緒に学祭出よって。学祭が終わってからも新入生を入れてやっていこうぜ、ってなってる中で最初に入ってきたのがモリゾーだったんよね。

 

I モリゾーも昔からなわとびやってたんでしたっけ?

 

O モリゾーも大学からかな。まあ入ってきたときから上手かったけどね!その年の新入生はモリゾー含めて2人だったな。

 

I それもあってMTTRっていろんな年代が混じってチームを組んでるんですか?

 

O 元々は人数があまりいなかったから、いろんな学年でやらざるを得なかったっていうのはあるね。うちのサークルって大会に出ない人が半分くらいいて、出る人の中で話し合ってチームを決めていくから必然的にそうなるのかなとも。

サークルにいる以上大会に出ないといけないという団体もある中で、そうやって自分たちで大会に出る出ないを決められるところがMTTRのいいところだと思う。

個人的になわとびが好きやから、やっぱり大会に出なくてもやめないで欲しいし。それと、ダブルダッチ以外のなわとびができるところもMTTRのいいところかな。ずっとダッチばかりやってると「あれ、ダブルダッチってどこがそんなに楽しいんやっけ?」ってなることたまにあるやん?笑 そういうときに単縄みたいに他に興味を移せるものがあるのはいいことやし、大会に出る出ないを選べるから自分のペースで続けられるよね。

 

I そういったスタンスだと、だんだん練習に来なくなっちゃう子が出てくるんじゃないですか?

 

O いやー正直、過去何年にも渡って大量の人がやめていったよ。笑 やっぱりサークルに入ったばかりの時はすべてが新しいからいいんやけど、大会に出ないとなると続けていくうちに、「何の為に続けるか」っていう目的がなくなっちゃうから、そこはやっぱ難しいな~。

 

I そうですよね。かといって今までがそうだったからという理由で、「大会に出なきゃいけない」って決めてしまうのはまた違いますよね。サークル内で、そういった部分を一度立ち止まって考えられているMTTRのような団体には魅力を感じます。

 

O まあ大会で上位にいたら良いサークルか、っていう話にもなるしね。

最近だと関西でもいろんなダブルダッチの大会やイベントが増えてきて、みんないろんなところに出て行こうとしてるんやけど、果たして自分のやりたい大会はどこなのか?」ってことを決めてもいいような気はしてるんよ。「デライト・コンテストを目標に、他のイベントで経験を積んでいく、というだけではなく。

 

I 確かにそうですね。最近で言うと、ダブルダッチワンズばかり出るっていう子が出てきてもおかしくないんじゃないかな~なんて思ってます。協調性全然ないけどソロだけめっちゃ強い、みたいな。笑

 

O それ確かにオモロいな!笑

 

I 話が少し逸れましたが、そんなふうに間口が広い部分は、MTTRのいいところですね。

 

O そうやね。全体としては楽しくやって、大会に出たい人は練習をがんばったらいい、っていうのはおれのすごく好きなかたちではあるんやけど、だからこそサークル全体が「めっちゃ練習する」っていう雰囲気にはなりにくいねんな。夏休みに一日中練習する、なんてことはないし、そういった意味ではいろんなレベルが他のサークルに比べると低いんじゃないかなあ、とも思う。

 

I なるほど。でも逆に練習時間を多く取りすぎると、チームで集まったせっかくの時間をダラダラ過ごしてしまう気もします。現役大学生だと特にそういったチームが少なくない印象もありますが・・・。

 

O そうなんや・・・。今回の「\(^o^)\/(^o^)/ (なんつうこったい)」っていうチームはおれが今までで一番練習したチームやねんけど、それでも週4回くらいで1回の練習は3時間もやらないくらい。それ以上やったらおれがしんどいから。笑 他の二人からは「体力がない」っていろいろ文句言われてたんやけど。笑 確かにチームとしてダラダラ練習してたことはあまりなかったかな~。

 

I 僕も大学4年生で他にいろいろやりたいことが出てきたときに、「あれ、集中すれば意外とこれくらいの練習時間でいけるんだ」って気付いたんですけど、現役大学生の子ももっとパキパキ効率よく練習した方がキャンパスライフもよりエンジョイできるんじゃないかなあ。笑

 

O それおれも思うなあ!他の大学の話とか聞いてると、夏休みとかほとんどダブルダッチしかしてへんやん!おれはそれだったら絶対ダブルダッチやってへんかったから、ほんまにMTTRにおってよかったなあって思う。

 

I 毎日たくさん練習できるから、「どうやったら効率のよい練習ができるか」なんてことを考えることが少ないんじゃないかなあと思います。逆に時間を決めて、その中でいかに成果を出していくかっていう考え方の方が、いい部分もありますよね。

 

O やっぱり試験前は勉強の効率あがるやん?そういう感じで時間が決められてるからこそ、練習時間以外のところで次の練習をどうしようかって考えれんねんけど、決まった時間にきちんと練習ができる環境にあると、練習時間内にいろんなことを考えられるが故に、おろそかになってしまうところもあるよね。

 ところでちょっと発表したいことがあるんやけど、いいかな?笑 何故おれが一般部門で出るのかっていうことなんやけど、「女の子がいないから」っていうのは一つ大きな理由。でも、女の子を入れてまでオープン部門に出たいと思わなかったのは、NDDLに行くことにそんなに魅力を感じなかったから。こんなこと言ったら原竹純さんとかに怒られそうやけど。笑 ADDLはAmerican Double Dutch LeagueでNDDLはNational Double Dutch League。「American」も「National」もアメリカのことで、どっちもアメリカの一個の団体が開催してる大会のことやん? 行ったことないから分からんけど、参加国数もコンテストの方が多いんじゃないかとおれは思ってる(注:コンテストは6カ国くらい)。っていう大会であるNDDLに対するモチベーションがあまりなかったかな。それだったらコンテストWorldの出場権欲しいなって思ってたから、デライトJAPANに対するモチベーションはあった!世界大会の定義は人それぞれやと思うんやけど、一つ聞きたいのは「あなたは本当にNDDLを目指したいんですか?」っていうこと。ちなみにWorld Jump Ropeっていう大会知ってる?

 

I 知らないです。

 

O 今までアメリカでWorld Jump Rope っていう大会の最終日に、2回ダブルダッチコンテストが開かれたことがあんねんけど、FISACやそういう大会は20カ国以上参加してるのを知ってるから、世界大会って言うからにはそれくらいはやってほしい。なわとびやダブルダッチをやってる人がそれくらいいるんやから、っていうこともあって。他の大会がある中でNDDLを目指したいのはなんでなんかなって。まあ知らないからっていうのは、まず一個ありそうやけどね。

 

I それはありますよね!僕なんか現役生のときはADDLすら知らなかったですもん。だからそういった他の環境も見てきているおかもんさんがホームページや講演会でいろんな発信をしていることにすごく意味があると思います。

 

O コウスケのインタビューでもJAPAN OPENに出たことで自分たちのやってきたことが「フュージョンスタイル」だと分かった、っていう部分があったと思うんやけど、それと同じで単縄と違ってダブルダッチってこういうところがいいんやなっていう気付きがあったりすると思う。よく「海外に行くと、日本の良さが分かる」って言うやん?いろんなモノを見ると、いろんなことが分かるし、その中で自分は何が一番好きなのかっていうことが明確になってくると思う。全員でなくていいからそう思ってもらえる人が増えたらいいかなあ。

 

I いろんな世界を見ろ、ということですね。

 

O みんな日本の大会やったらいろんなとこに出ていくのに、世界の大会となると耳を閉ざしてしまうような・・・。FISACとかも聞いたことはあるって人がほとんどやと思うんねん。でも何の大会かって知ろうとはしてない。

 

I じゃあ何か聞きたいことがあれば、おかもんまで!ってことですね!?笑

 

O そうそう!笑

 この間の講演会でも「なにかあったら気軽に聞いてください」って言うねんけど、気軽に聞いてきてくれる人っていない!笑 「気軽に聞いてください」って言ってる人って本当に聞いてくださいって思ってるから、ほんまに興味がないのかもしれないけど、興味があるのに聞けてないって人がいたらもったいないなって。やっぱり連絡をもらえるって、それだけでもらう側はすごい嬉しいやん?

 それと海外に行ったときに思ったことがあって。日本のようにきちんと制度が整ってたり、締め切りをきちんと守って当たり前の環境と違って、ビザ関係のことであちら側に言われたことをきちんとやっても通らなかったり、情報が整ってなくて何をどうしたらいいのか分からなかったり、、、フランスなんかは本当に適当過ぎて何回も怒ったわ。笑 逆に言うと締め切りが過ぎてしまってたときに、ダメ元で問い合わせてみるとなんとかねじ込んでくれたり、ここは無理だけど他のところを紹介するよってことが起きたり。無理かもしれないけど、出来たらラッキーっていう気持ちでいろんなことに挑戦することはすごく大事なことかなって。

 

I 僕もそれは最近すごく感じます。自分に出来ることなんかたかが知れてるんで、「いろいろやってみて、その中で自分に出来そうなことだけを頑張ってみよう精神」です!笑

 

O そうだよね。さっきの話に戻ると、後輩のみんなが先輩に声をかけにくいんじゃないかなって思って。やっぱり自分が先輩の立場で「教えてください」って言われたら嬉しいやん!嬉しくて教えるやん?「申し訳ないんですけど教えてもらえませんか?」って言われることがたまにあるけど、全然そんなことなくて、無理だったら断るし、そこから何かにつながることもあるし。

 

I ダッチの世界ってまだまだ狭いから、行動したらすぐに返ってきやすくて、いろんなことがやりやすい気はするんですけどね。

 

O 上の人とかめっちゃフレンドリーやもんなあ!ちょっとでも憧れのある人だったら声かけてみるってすごく大事な気はするよね。

 

I 誰彼かまわず声かけるのはまた違いますけどね!笑 憧れの人とか興味のある人には是非行動してみてほしいですね。

 

O うん、話すことがなくても「僕こういうチームでやってます、以上です。」でもいいと思うねん。笑 「話したかったんです」なんて言われたらおれ一日テンション上がるもんね!笑

 

 


vol.7 OKAMON part2

 

おれはやっぱり

「ダブルダッチをしてる人達」に、

「新しい概念を提供したかった」

 

I パフォーマンスつくるときに大切にしてることは何ですか?

 

O 一番大切にしてることは「何をしたいか」って事やね。「勝ちたい」って一番大元にあるものではない気がすんねんな。おれ個人的には「ダブルダッチ界に新しい概念を提供したい」ってのがいつもあって。

例えば「/(^o^)\ (なんてこったい)」のときは、「縄技をもっとやって欲しい」ということと「アクロバットがなくても勝てるんだ」ということを示したかった。結局優勝して証明とはできへんかったけど・・・。笑 そのとき何でそうなったかと言うと、採点基準にアクロバットという項目が含まれていて、アクロバットって単なるジャンピングスキルの一つなのに、それを採点項目の一つに入れるのはどうなんかなっていう思いがあった。あとdutでの事故があったときにその報告書も見せてもらったんやけど、「アクロバットがないと勝てないという現状がある」って書かれててん。その考え方はおかしくないかって思ってたから、アクロバットを一個も入れないことにしたんよ。

 

 

O「アカモクモドキ」のときは、おれとモリゾー以外の2人がまあダブルダッチ下手くそやってん!笑 でもこの2人が「アカモクモドキ」を「アカモクモドキ」たらしめてた部分があって。雰囲気をつくる才能があるな、と。だから難しい技に頼るのはやめよう、ただ同じ技をするにしてもターナーが動くだけでいい演技が出来るんじゃないか、ってのがあったからそれをメインにおいてつくったのがアカモクモドキ。

 

 

O「\(^o^)\/(^o^)/ (なんつうこったい)」は、ターナーが真剣に向き合って縄を回すだけってのが、パフォーマンスとしておかしくない?って。例えば、5人いて、3人は動いてるけど、2人は回してるだけっていうのはおかしいなって思ったから、ターナー動かすのを芯において作った。

どういう人に何を見せたいか?おれはやっぱり「ダブルダッチをしてる人達」に「新しい概念を提供したかった」っていうのがあって、そう意味で言うと一般の人達にはちょっと分かってもらえない部分があるかもしれない。でもそういった「持ってるモノ」があると、「それ」そのものは伝わらなくても「この人達なんかやってるな」っていうのは伝わってくると思う。

 

 

I 「ダブルダッチをしてる人達」に「新しい概念を提供したい」という気持ちはどこから出てきたんですか?

 

O やっぱり大会に出るとしたらさ、目立ちたいやん?笑 もし1位になれへんくても目立って覚えてもらえたら嬉しいやん? 1回生とかも、大会に出てもほぼ絶対勝てへんやん。だからといって、one of themになるんじゃなくて何かしらを頑張って覚えてもらえたらいいよね。「上位にいこう」という気持ちではなくて、ただ「目立とう」ってハードルを下げてしまえば何でもできるやん?まず衣装で目立てるし、チーム名、コメントでも・・・そこに「縄が上手い」とかが加われば絶対に面白いものが出来ると思う。

 

I 今あるルートの中で頑張って目立とうとしすぎてるのかな?っていう印象があります。今までなかった方向に行けばすぐ目立てるのになって。

 

O いけぽんもWLDDのときにアフロかぶってたもんね?笑 でもあれをチーム全員がかぶってたら、それだけで普通のダブルダッチしてても目立てるし、そういうことやと思うねんな。例えば10mの縄を使ってみるとか。色を奇抜にしてみるとか。やろうと思えば何でも出来る。

 

I 確かにそうですね。ただ、それ“だけ”ではダメなんですよね。目立って、かつプラスアルファがあれば。

 

O そうそう。でも1回生とかは目立つだけでいいと思うねん。2回生以上はもうちょっとプラスアルファして欲しいけど。今回のデライトウエストで印象に残ったチームが2つあって、M.A.Dとjoieっていうチーム。joieってダッチゃの1回生なんやけど、これ、めっちゃ下手くそやねん。笑 でもめっちゃインパクトがあってすごい演技をしててんな。ほんま全然上手くないけど、面白かったし、目立ってた。下手なチームほど面白いっていうのは結構おれの中であって、ちゃんと教えられてない人の方が、ミスの仕方も面白い。おれよくミスから新しい技を思いついたりすんねんけど、普通のチームってミスっても新しくないねんな。だからおれがコンテストとかで一番見たいのがジュニア。

 

I ミスから新しい技を思いつくって面白いですね!今までこのミスからこの技がうまれたなっていう例あります?

 

O いっぱいあるけど例えば・・・ミスしたと思ったら意外と通ってしまった、ってことあるやん?これって新しい通し方としてアリかなって思って。新しい技を入れるときにおれがよく思うのは、面白いと思った技の面白い要素だけを、他の技に取り入れるっていうこと。昔レッツプレイで縄パートとして教えたことがあったんやけど、全っ然ウケへんくて、心折れたんやけどね。笑

 

I ちょっとマニアック過ぎたんじゃないですか?笑 でも新しい技をつくるしくみって、すごく参考になるんじゃないですかね?

 

O いや~、でも前のレッツプレイでは参考にならなさそうやったで?笑 教えようとしたことは今まで結構あったんやけど、分かってくれる人は、すでに分かってる人やねん。笑 「これいい技や!」って思うことあると思うんやけど、それで終わってしまうとアカンねん。おれやったら、その技が何故新しいかを考えて、その新しい部分を他の技に適用してさらに新しい技を増やす。何がその技を新しくさせてるか、今までの技と何が変わったから新しいのか、っていう部分やね。

 

I なるほど~!

 

O 例えば「上スライド」ってあるやん。上があるんやったら、下もあるやん。これだけで2つできるし、あとはアイリッシュ(逆回し)でも同じことをやったら、それで4つできる。これは1個の技でもそうなんやけど、パフォーマンスでも一緒やと思ってて。自分がめっちゃ好きなパフォーマンスがあったとして、何故自分がそのパフォーマンスが好きなのかっていう要素を抜き出せば、それを自分たちに取り入れることも出来るし。技そのものを真似すると、パクリになってしまうねんけど、それが何故面白いのかを考えたり、その技が出来るまでの過程を真似ることが出来ると、真似てんねんけど完成してくる技が変わってくると思うねんな。だからもし自分の好きな技をしてる人がいたら、その技のやり方を聞くんじゃなくて、「どうやってその技が出来たのか」っていうのを聞く方がいいはず。よく「縄技教えてください」って言われんねんけど、「いいけど、おれが教えた技をやってもおれのパクリやで?しかもおれより上手くは出来ひんし」って思うねん。笑 やっぱりおれも技には細かいこだわりがあるし、表面的に同じことをするだけでは絶対だめ。でもそこに自分なりのアレンジを加えてたら、「あっ!その概念があったか・・・」ってむかつくねん。笑 

 

I そこは、むかついちゃうんですね?笑 僕は逆に「うわ、こういうのは絶対嫌だな~」っていうのがヒントになったことが多くて、なんで自分はその技やパフォーマンスを嫌だなって思ったのかを考えて、こういう方向にはいかないようにしようって。

 

O それも一緒やな。どちらにしても「何故いいのか」「何故嫌なのか」を考えると、いいよね。

それで言うと、やっぱり先輩にこれをやっといたらいいよ、って言われたことをやるだけだったら楽なんやけど、それでは他の人と差別がはかれないし、とにかくコツコツやって自分の頭で考えることが大事だなと。

あともう1個だけ話していい?

 

I もちろんどうぞ!

 

O こういうと自分の得意なことだけやれっていう感じに聞こえてしまうかも知れへんけど、やっぱり好きなことやるっていうのはすごい重要。

 おれ全然アクロバットできないと思われてて・・・まあ実際できひんねんけど。笑 今まで他に出来る人がいるしって思って、アクロバットとかハリーとかあまりやってこなかったけど、フランスから日本に帰ってきてからは練習するようになったんよ。好きやし、練習してて楽しいから。で、そうすると伸びんねんな。おれもハリー若干上手くなったし。笑 竜巻旋風脚みたいなカポエラキックとかも最近練習してて・・・。笑

おれの後輩でも、単なわとびめっちゃ下手やねんけど、リリースだけ異様に上手い子がおんねん。しかもいっぱいあるリリースの中でも、ある1個のリリースだけがめっちゃ上手い!これはおれでも敵わん。最初は単縄も下手くそやしどうせできひんやろって思っててんけど、たぶんそいつはそのリリースがめっちゃやりたくて、ずっと続けてたんやと思う。そうやって好きなことをコツコツ続けていると思いもよらない力を発揮することがあるんやなって最近思って。たまたまそいつは上手くなったけど、別に好きやったら上手くなくてもいいやん? ダブルダッチも「好き」でやってるって人は、今までおれが言ってきたことなんか別にやらんでいいねんで! ダブルダッチで何か違うことをしたいって人が参考にしてくれたらいいんやけどな。

 


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○参考ホームページ○

楽しもう!なわとび -Let's Enjoy Skipping!-

 


 

 

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